ニノウデの世界

​スピッツの歌詞の感想、解釈を綴っていこうと思いまして、第1弾『ニノウデの世界』です。

基本情報
1991年発売のアルバム「スピッツ」の1曲目。

それでは歌詞を見ていきましょう!
冷たくって柔らかな
二人でカギかけた小さな世界
よく分かんないけどかわいい。
冷たくって柔らかな世界とは何を表しているのか?
わからないですがこれが=ニノウデの世界ってこと?
2人でカギかけた…2人で内緒にしている、とか無かったことにした、とかですかね
かすかに伝わってきて
縮んで伸びてフワリ飛んでった
カギをかけたもののかすかに伝わってきてしまう。それくらい忘れられない何かなのか、
隠しておけない何かなのか。
縮んで伸びて(柔らかそう)、フワリ飛んでったとは…
タンタンタン それは僕を乗せて飛んでった
「それ(ニノウデの世界?)」といっしょに自分まで飛んでった
「飛んでった」って
飛行して行った
飛ばされて(はじかれて?)いった
消え去った
いろんなとり方ができますよね
ああ君の そのニノウデに
寂しく意地悪なきのうを見てた
窓から顔出して
笑ってばかりいたら こうなった
何かを後悔してる様な…
窓から顔だしてとか可愛いですね♡
好奇心だけもって油断してたら、みたいな?
タンタンタン そして僕はすぐに落っこちた
タンタンタン そして僕はすぐに落っこちた
窓から?
「落っこちた」もいろんなとり方が出来ますね
はみ出した(枠から漏れた)
堕落した
恋におちた
ただ単にどこかからおちた
しがみついてただけの あの日
おなかのうぶ毛に口づけたのも
思い出してはここで ひとり
煙の声だけ吸い込みながら
ここはいろいろと想像が膨らむ描写ですが笑
私はスピッツの使う「煙」が好きです
「煙」って、目には見えるけど手で払うと消えてしまうほど儚い幻みたいで、でも臭いや煙たさはやっかいなほど消えてくれなくて…
幻と現実の境のようなところを表現している気がするんです。

あと、さっき言った想像が膨らむ描写。
おなかのうぶ毛に口ずけるシチュエーションって、妊娠してるおなかとかでもありそうだなーと思いました。
なんにもないよ 見わたして
ボーッとしてたら何故 固まった
タンタンタン 石の僕は空を切り取った
タンタンタン 石の僕は空を切り取った
さっきは油断してたら落っこちましたが、
次は油断してたら固まりましたね
落っこちた方は他のものを見ていていて油断した感じ、固まった方は何も考えていなくて油断した感じ。似ていても少し違いますね。
「空を切り取った」という、1番意味のわからないフレーズでこの曲は終わります。

最初から最後まで意味のわかるようでわからない歌詞でしたね
この曲は、聞く時によって感じるものが本当に全然違います!
情けない感じ、可愛らしい感じ、擬音?の多さ、ところどころ「死」や「性」の匂い。
「スピッツ」ってどんなアルバム?と思ったらこれを聞きましょう。って位、ザ・初期スピッツって感じの1曲でした。


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すぴっつ日記

なるほどそうかそうか